ロンドン〜ドブロブニク上陸!

 我が心の故郷ロンドンを発つ日。

ロンドン入りした当初は暴動のことがあり、全ての人を怪しんでいたけれど(大袈裟)

最終的にはロンドンの温かさにすっかり抱かれていた私なのでした。

ロンドンはやっぱり温かい。

Hello, Sorry, Thank you...皆が口にする。

譲り合いの心。

そして居心地の良さ。

やっぱりロンドン大好き!

日本に住んでいると色々な感覚が失われてしまうのだけど、
失いたくない感覚がロンドンにはいっぱいある。
色々なことを改めて感じさせられたロンドン滞在でした。

さて、そんな感傷に浸りながらVictoriaから列車に揺られてGatwick空港へ。

さて、この地形で分かりますでしょうか??
次に向かったのは以前から行きたかった場所…

そう!クロアチアのドブロヴニクです!!

ロンドンにいた時から、次に行くならモロッコかクロアチアかトルコが
いいなーと思っていて、でも他の2都市は1人で行くにはちょっと治安も
不安だし、誰かと行った方が楽しめそうだな…と思い、1人でも行けそうな
ドブロヴニクに的を絞りました。

ドブロヴニク空港。ロンドンから飛行機で3時間くらいです。

しかしここからが悪かったのです!
今回手配していたホステルがちょっと不便な場所にあったので、ピックアップを
お願いしていたのですが、その確認を飛行機に乗る直前にしてしまい、相手の返事を
見る時間もなく飛行機に飛び乗った為、大変な手違いを引き起こしてしまったのです。

さて、ドブロヴニク空港を出た途端…


真夏。

比較的ひんやりしているロンドンから、若干厚手のジャケットを着て来た私。
完全に場違いで、ハワイでダウンを着てる人みたいになっていました。

そしてシャトルバスに乗り、待ち合わせをしていると思っていた
オールドシティの玄関口、ピレ門前で下車。

そこには沢山のピックアップの車や人でごった返していて、
一応目立つ赤いスーツケースを持っている、と相手に伝えてはいたものの
これじゃ見付からないかも…と無闇に人目に付くようにウロウロしてみました。
しかし待てど暮らせどそれらしき人がいない。
完全に途方に暮れてしまい、しかももうとんでもない暑さで、立っているのがやっと。
立っているだけで汗が大量に流れ出て、日本にいるより汗をかいている!

暑くてもカラッとしている、と信じていたヨーロッパ。
地中海周辺になると気候も文化も、同じヨーロッパでもかなり異なるのですね。

とにかく暑いし、これ以上炎天下立っているのは憚られる。
と言うことで、予め調べておいた8番バスに乗って自力でホステルに行くことに。

運良くバスの運転手さんが英語が話せて、親切にもホステルの場所まで
教えてくれて、無事ホステルに辿り着くことが出来ました。

しかし…

ホステルが蛻の殻。
人のいる気配がゼロなのです。

どうしようもないので、テラスに座り、wifiが繋がるかなーとパソコンを
立ち上げようとしたところ、バイクに乗ったカップルがやって来て、
テラスのテーブルに何かを置いて帰ろうとしているのです。
これはチャンス!と、そのカップルに話しかけたところ、
彼らはNinoと言うこのホステルのオーナーの友達で、
新しいホステルの名刺が出来たからそれを持って来たのだそう。
私が事情を説明したところ、Ninoに電話をしてくれて、
少し待っていたら帰って来るから、と名刺を1枚くれて、
ここにwifiのIDとパスワードが載っているから、と帰って行きました。

暫くテラスでパソコンをしていると、なんとおばあちゃんがやって来ました。
片言の英語で、「ウェーイト、ウェーイト」と色々言って来るんだけど
何を言いたいのか良く分からない。
とりあえず何か問題があったのだと言うことは分かったのでとりあえず謝って、
片言同士の英語でお互い理解出来ないまま、おばあちゃんが部屋に案内してくれて
「コールドウォーター!」「フルーツ!」と言って色々出してくれました。

そして部屋の使い方を説明してくれたのだけど、これまた半分くらい理解出来ない。
おばあちゃんに申し訳ないのだけど、???顔になってしまって…
おばあちゃんもひとしきり説明を終えると、「Ninoは英語が喋れるから
きちんと説明が出来る。もう少し待ってて、シャワー浴びて昼寝でもしなさい」
と言って部屋を出て行きました。

今回泊まったのはこんなお部屋。快適でした。
Jele Roomsさんにお世話になりました。

おばあちゃんがくれたフルーツと水。
恐らくこのぶどうは自家栽培。テラスのルーフに沢山同じのがなっていた。
右手にチラッとピレ門前のインフォメーションでもらったドブロヴニクの地図。

そして部屋で落ち着いてメールチェックをしたところ…
私が降りた1つ先のバス停でおばあちゃんが待っているから、と
Ninoからの返事が来ていたのです。
私が空港でもう少し余裕を持って確認メールを送っていれば
こんなことにならなかったのに!こんな暑い中、おばあちゃんが
待っててくれたんだ…と本当に申し訳ない気持ちでいっぱいに。

とにかく暑いし、外に出る気にもならなかったのでシャワーを浴びたり
パソコンをしたり、のんびりNinoの帰りを待つことに。

暫くするとNinoが帰って来て「おー何があったんだ?説明してくれ!」と
言うので事情を説明すると、「君こそ、バスでここまで自力で来る羽目に
なったんだからね」と叱られるどころか同情される始末。
欧米特有?の「君の問題だから」と言うあっさりとした考え方に感謝?
しかし本当に自分の確認ミスでこういう事態になってしまったので
おばあちゃんにはひたすら申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
しかしおばあちゃんも全く気にしている様子もなく、常に親切で
この後の滞在中も頻繁にお互い通じない英語でやり取りをして
おばあちゃんのお陰で淋しい1人旅も楽しむことが出来ました。
おばあちゃんに本当に感謝です!

その後も余りの暑さに外出は止めて、日が落ちる直前まで待機。

夕暮れ時かなーと言う頃にやっと出掛けることに。

このホステルはオールドシティからバスで10分ほどの少し不便なところに
あり、歩いて行けないことはないのだけど、バスが1番便利なので
移動は常にバスを利用しました。

しかしドブロヴニクのバスは本当に不便で、全路線一周するのです。
通常日本ではA‐Bと地点があると、A→BとB→Aが走っていますよね。
これがここではA→B→A→B…と1台のみの1周制。
なのでとにかくバスの本数が少ないのです。
待ちに待つ、やっと来たー!と言った感じなのです。

異国での標識やサインを写真に収めるのも趣味です。
あとはポストやマンホールは必ず撮ります。

さて、バスでオールドシティに到着。
事前に調べておいた美味しいシーフードのお店に行くことに。
オールドシティの端にあったので、のんびり歩きながらお店へ。


レストランの前には大きな観光船と綺麗な街並み。

本日のディナーはLokanda Peskarijaでシーフードリゾットに決定!
日本語メニューも有。

まずはシャンディガフで喉を潤す!

1人旅の悲しいところはご飯をシェア出来ないこと。
本当は色々試したかったのですが、このリゾットだけで我慢です。
しかし本当に絶品で、するすると一気に平らげました!
もう1杯!みたいな感じでした(笑)

日が落ちる時の港町の美しいことと言ったら!
時間が経つに連れ、周りがどんどん日本人観光客で包囲されました(笑)
日本人がとっても多いです、ドブロヴニク。

ドブロヴニクのオールドシティにはアイスクリーム屋さんが本当に
沢山あり、沢山の観光客が歩きながらアイスを頬張っています。
とても美味しそうだったので、私も食べ歩きしながら帰路に着きました。


本当にドブロヴニクは夜まで観光客でいっぱいでした!
オールドシティは完全な観光地で、言うなればディズニーランドの園内を
歩いているような感じで、正直何か物足りないような感覚もあります。
ですが本当に美しく、また治安も良いので1人で歩いていても全く危険はありません。

さて、始まったばかりのドブロヴニク・ダイアリー。
明日からも課題は「暑さとの闘い」でした…

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