Day10②:ニンフェンブルク城の美しい庭園とミヒャエル教会

ニンフェンブルク城の素敵な庭園の続きです。
残り2つの建物を目指します。
バーデンブルク城"Badenburg"
こちらは水浴殿で、お風呂用に建てらてたのだそうです。


この天井画が3Dになっているのがバイエルンの特徴、とルートヴィヒII世のお城巡りの時に
ガイドさんがおっしゃっていたと思います。フランスにはないそうです。

ここの大広間の壁紙がシノワズリで色使いもとっても素敵でした。

こちらが大浴場
ルートヴィヒのお城もそうだったけれど、広すぎてもうプールです。

大広間の続きの部屋はこれまたごってりの中国趣味。
当時の流行が見えますね。


黄色とシルバーの家具が奇抜。

バーテンブルク城の前は池があって鴨や白鳥がいっぱいいました。

またテクテク庭園散歩。次の建物を目指します。

そしてこちらが最後の建物。アマリエンブルク城"Amalienburg"
外観からして可愛い〜!狩猟小屋として建てられました。

入り口はシックなロイヤルブルー、落ち着く。

一歩入ると超絶装飾過多なロココデザインです。

これじゃ落ち着いて眠れないよー(笑)

そしてこの建物がロココの傑作と言われている所以である「鏡の間」

窓が大きいので光が差し込んでとっても美しいです。

装飾が素晴らしいです。

隣の小部屋のシックな壁紙が落ち着きます(笑)


最後の部屋は台所
こちらもタイルが素晴らしいです。


こちらもしっかりシノワズリが取り入れられていますね。

このタイル装飾には感動しました。

シノワズリの中にこのようなデザインも組み込まれています。
天使の顔がなんだか可愛い。

さて、またお城の前庭に戻って来ました。
ニンフェンブルク城の素晴らしい4つの建物を周ることが出来ました。
色んな方が「庭園は必見!」と書かれていましたが本当にそうですね。
ここまで来られて本当に良かったです!
どの建物も個性的で、どれ1つ見逃せないと思いました。
大体全て周ると2時間くらい掛かるとは思いますが皆様も是非訪ねてみて下さい。
そういえば、ルートヴィヒII世も、このアマリエンブルク城などで接待をしています。
歴史の本を読んで訪れるとまた感慨も一入ですが、何せ1度読んだだけでは
色々なことが理解出来ない、もしくは覚えていなくてスルッと抜けていたりするので
今はルートヴィヒの本を何度も何度も繰り返し読んでまた旅の余韻に浸っています。

ニンフェンブルク城を後にして、トラム駅の前にあったカフェ【Backspielhaus】に寄ってみました。
ローカルの人が結構入っていたので美味しいかな?と思って入ってみました。

マーブルケーキのようなものとココアをいただきました。
美味しかったです!

またトラムと地下鉄を乗り継いで…

すんごくレトロなミュンヘンの地下鉄

駅もレトロ

次に向かったのがマリエンプラッツ
ミヒャエル教会に行く前に寄ってみました。
ヨーロッパはどこも広場が美しいですよね。

時計台

素敵なカルテット。珍しい楽器!!!





ミヒャエル教会に到着です。
ヴィッテルスバッハ家の歴代の支配者像が配置されています。
ここにはルートヴィヒII世を始め、ビッテルスバッハ家の一族が眠っています。

こういうところを見ると、やはりルートヴィヒII世って人気があるんだなと思います。

ルネサンス様式の荘厳な祭壇

内部はかなり大きく、白とゴールドで統一された装飾が荘厳な雰囲気です。

そして地下のカタコンベにも是非訪れましょう。(別料金€2.0)
ルートヴィヒII世の棺の周りには沢山のお花が手向けられていました。
ちょうどオットーの誕生日が近く、オットーの棺にもお花がありました。

今回の旅でルートヴィヒの誕生から成長、夢、そして死までを一気に見届けることが出来ました。
やはりシュタルンベルク湖にも行かないといけませんね。
そこでルートヴィヒは亡くなりました。(自殺?他殺?事故?謎に包まれています)
シュタルンベルク湖には王が大好きだった薔薇島やベルク城もあるので、そこも是非見てみたいです。

ルートヴィヒはとても魅力的な王様でした。
特に亡くなり方が謎に包まれているのでより神秘性が高まっているように思います。
おじいちゃんの血、ヴィッテルスバッハの血に悩まされたと言ってもいいでしょう。
狂王やメルヘン王と呼ばれ、狂気の方が取り沙汰されていますが、
現在バイエルンの重要な観光資源である3つのお城の築城、
そしてワーグナーのパトロンとして、私は芸術王と言うべきではないかと思います。
個性的で前衛的な思考と、中世の騎士道や白鳥伝説などの古いものへの憧憬、
政治には関心があり、王としての役務をしっかりこなしていましたが
同時に大の戦争嫌いで時代に取り残されてしまったような気がします。
夢見がちな部分は否めませんが、現代に生きていたら…
とても理想的な王様だったんじゃないかな〜と想像します。
しかも若かりし頃は超イケメン!でしたから、世界的に大人気の王だったことでしょう。

また近いうちにシュタルンベルク湖にも訪れようと思います。

さて、この日は次の街に向けて移動です。
夕方、ホテルでスーツケースを受け取ってミュンヘン中央駅へ。
アジア系のお店に太巻きを見付けたので夜ご飯用に買ってみました。
電車の中で食べたのですがこれがボリューム満点で美味しい!!!
€2.9でした。

ミュンヘンからパリは色々考えましたが最終的に列車移動にしました。
16:28 Munich - 22:05 Paris l'Est
途中シュトットガルトで乗り換えで、そこでスーツケースを持って乗り換えるのがしんどかったです。
何故なら席が2階だったんです!!!スーツケース2つ持っていたのでもう無理!!!
優しいお兄さんがスーツケース1つ持って上がってくれました。
こういう時、むしろ乗り換えなしのバスがめっちゃ楽…と思ってしまいますが。
スーツケース問題、本当なんとかならないでしょうか。買いすぎる方が悪い???(笑)
そしてパリ東駅からホテルまではタクシーを利用しました。
€20で行ってくれるのでむしろスーツケースのことを考えると安いです。

この旅の最終地点・パリに到着です!パリのホテルはHôtel Vaneau Saint Germain】
メトロVaneau駅が目の前、スーパーも目の前、ボンマルシェまで徒歩すぐと言う好立地。
いつもはBooking.comで予約するのですが、こちらのホテルは直接予約が最安でした。
予算より少しお高めでしたが、旅の最後に少しだけいいホテルにしました。
ご覧の通り、居心地のいい、素敵なホテルでした。



バスタブがないことが唯一残念…一応リクエストはしていましたが付いてなかった。

明日から数日パリに滞在です!

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